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第11回
「二人三脚で乗り越えた介護の日々」小山明子先生

2006年6月10日 芸予文化情報センター


 
 因島自由大学(大出俊幸学長)が10日、芸予文化情報センターで第11回講座をひらいた。講師は女優の小山明子さん。世界的な映画監督である夫の大島渚さんとの介護生活を約300人の聴講生に語った。
 

 
 1996年にロンドンで監督が脳出血で倒れたが再起し、映画「御法度」を完成させカンヌ映画祭に出席。しかし、再び十二指腸潰瘍穿孔(かいようせんこう)に襲われた。日本を代表する女優の一人である小山さんは、女優業をあきらめ妻として介護に専念し、二人三脚の介護の日々に入った。
 

 
 小山さんは、その日々を通して自分自身がどのように変わっていったのか、また監督との日々の交わりをユーモアたっぷりに披露しさらに「今ほど大島のことをいとおしいと思ったことはない」と語った。そして結びとして、「健康が第一。夫婦がそろっていることが何より幸せです」と言葉に力を込めた。
 

(この記事はせとうちタイムズ2006年06月07日号より転載させていただきました。)

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